追悼2025 写真特集:時事ドットコム

プロ野球阪神の名遊撃手として活躍し、監督としても日本一に導いた吉田義男(よしだ・よしお)さんが2月3日、脳梗塞のため死去した。91歳だった。京都市出身。 1953年、立命館大を中退して大阪(現阪神)に入団。走攻守三拍子そろった遊撃手として1年目から頭角を現した。守備では「牛若丸」の異名がつくほど華麗なプレーでファンを魅了。しぶとい打撃と俊足、巧みなバントでチームを引っ張った。 実働17年で2007試合、打率2割6分7厘、1864安打。盗塁王も2回獲得した。背番号23は阪神の永久欠番。 監督も3回、通算8年務めた。85年にはランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布らの強力打線を武器に21年ぶりのリーグ優勝。日本シリーズでも西武を下し、2リーグ分立後初の日本一となった。同年正力松太郎賞受賞。監督通算484勝511敗56分け。

89年にフランスへ渡り、ナショナルチームの監督を務めるなど国内外で野球の普及にも尽力した。92年野球殿堂入り。写真は阪神監督時代の85年撮影 【時事通信社】

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